いっけい食育ワールド

○ 食育コラム まめつぶ ○

いっけい食育ワールド

豆のつぶやき「まめつぶ」
*豆はビーン、粒はつぶやき…ビーン・ポットで煮られる“食材”の独り言!? です“食”一色
昨年、漸く“食”に目覚めた。離乳食以来、半世紀余りの付合いなのにである。といってもグルメ系ではない。今、話題の「食育」である。
きっかけは『かながわのおかず―郷土の食材と料理』。新聞には「本は百六十八ページで、オールカラー。季節ごとにレシピを編集し、百九十二点の料理を紹介。さらに三浦、座間、横浜などの農家や、真鶴、葉山の漁業者の家庭も取材し、生産者ならではの食卓や代々伝わる郷土料理も掲載している。長く県内を足場に、雑誌の企画・編集などに携わる服部一景さんが企画・取材した」と紹介されている。
オープニングの自己紹介は記者氏の書いた簡潔な文がいいようだ。我が身のことは情報があり過ぎてあれもこれもで、時間ばかり食ってまとまらないからである。[img align=right]http://bean-pot.com/uploads/img45f40c0e2e59c.jpg[/img] 記事は続く。「料理本は地産地消と食育に重点を置き、流通経済の発達によって失われつつある“ふるさと”をあらためて見つめ直してもらおうと、さまざまな企画で構成されているのが特徴だ。服部さん自身が県産食材のイラストを描き…」。本の口絵や扉に使った「やさいの絵」は協力してくれたお母さんたちの一声で絵葉書に、その個展は今秋、鎌倉小町の夢松洞というギャラリーで開くことになっている。
記事の結びはこうだ。
「取材した服部さんは神奈川の食への関心が高く、今後は生産者と消費者を結ぶ役割を担う食育コーディネーターとしても活動していく考え」。
それで今、仕事は“食育”に振り回されている。口は災いの元か、それとも夢の芽か。

服部一景

-profile-
服部 一景
HATTORI Ikkei


開港舎代表
日本DO振興会理事
神奈川県森林インストラクター
鎌倉ペンクラブ会員

1949年生まれ。団塊世代。出版社勤務の傍ら“国鉄”時代の大型時刻表に「駅シリーズ」を連載。横浜に開港舎を設立以後、かながわ健康財団情報誌『Vie Cent』、かながわ森林づくり公社『森の友』、バイリンガル・タブロイド紙『Yokohama Day & Night』の取材編集に携わる。生命や環境をテーマにした『森の手帖』を発行するが現在、休刊中。産経学園で「里山ウォーク」の講師を務める。著書に『ウォーキング神奈川』『ウォーキング東京』(河出書房新社)、『食彩・横浜中華街』、『100年前の港町風景・横浜アーカイブス』(生活情報センター)、絵本に『カムイの森』『しあわせひとつ』(絵=本田哲也・森の出版社)など。2006年には『かながわのおかず―郷土の食材と料理』を企画編集した。個展は1998年「神奈川一邑一景」99年「東京一景日和」、2004年には「森のキノコ展」を開催した。葉山町在住。